TIPS 業界豆知識
アドラー心理学が熱くなりそうな予感
アドラー心理学をとりあげたドラマが始まるようですね。
アドラー心理学とは、アルフレッド・アドラー(Alfred Adler)がはじめた理学の体系です。
後を引き継いだ研究者により発展してきました。
ドラマのタイトル「嫌われる勇気」は、『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』からきているのでしょうか。
この本は、岸見一郎と古賀史健の共著による、アルフレッド・アドラーの「アドラー心理学」を解説した書籍です。2013年12月にダイヤモンド社より出版されました。
2015年には、舞台化もされています。
アドラーが生きていた時代、心理学というものは科学的に証明するということは主流ではありませんでした。
「もっともらしい」「それっぽい」という感じで受け入れられれば、社会に認められていたのです。
研究者の知識や経験は、学説の幹枝に大きくかかわったのです。
そのアドラー心理学の理論的な枠組みは、次の5つを基本前提としています。
個人の主体性、目的論、全体論、社会統合論、仮想論です。
個人の主体性とは、個人が心身を使って目的に向かって行動している、という事です。
目的論とは、個人が生物学的には、個体保存と種族保存、社会学的には、所属、心理学的には、その人らしい所属、という目標のために行動しているという理論です。
全体論とは、心と身体、意識と無意識、感情と思考などがバラバラに存在するのではなく、個人という全体が、心と身体、意識と無意識、感情と思考などを使って目的に向かっているとしています。
人間は社会的動物であることから、人間の行動は、すべて対人関係に影響を及ぼしていると言えます。
社会統合論では、人間が抱える問題は、すべて対人関係上の問題であると考えます。
仮想論は、人間は、自分があたかも相対的マイナスの状態にあるように感じているので、それを補償するために、あたかも相対的プラスの状態を目指しているかのように行動するという理論です。
以前、アドラー心理学を研究した人の公演を拝聴したことがあるのですが、ドラマの予告や、今、書き上げたアドラー心理学の紹介とは印象が違います。
ドラマでは、どのようにアドラー心理学を使うのか楽しみです。
お客様の満足度、スタッフの満足度にもこだわる京都祇園のシェトランでも、更なる満足に向けて日々努力しています。
ドラマのアドラー心理学も、ぴりりと日常に生かせるヒントがあるといいですね。
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