TIPS 業界豆知識
気持ちを伝える敬語とは
日常でよく耳にする敬語には間違って使われているものがたくさんあります。
特に気軽に始められる接客のアルバイトの現場で使われる敬語には、実は誤りがたくさんあります。
学生時代にアルバイトで誤った敬語に慣れた人は、卒業して社会人になってもそのまま誤ったまま使ってしまいがちです。今一度見直ししてみませんか?
例えばよく耳にするこの表現、すっかりテレビのドラマや下手するとアナウンサーが使っているため違和感を感じないかもしれません。
「ご注文は以上でよろしかったでしょうか?」
使う人が多いため特に問題なしという考え方もできますが、若い人特有の言い回しです。目上の方が聞いたら「敬語もろくにできない奴」という烙印を押されてしまいます。
正しくは「ご注文は以上でよろしいでしょうか?」です。
直前の行為に対して「よろしかった」と過去形にしてしまう点が誤りです。
次の「○○様おられますか?」はどうでしょうか。
誤りのポイントは、「いる」の謙譲語「おる」に尊敬語の「られる」を加えています。正しい尊敬語にしたいのなら、「いらっしゃる」が正解です。
正しくは「○○様いらっしゃいますか?」です。
謙譲語の正しい表現にするなら、正解は「○○はおりますか」になります。
「コーヒーのほうお持ちしました」
この表現もよく聞きますがコーヒーしかないのに「コーヒーのほうお持ちしました」は間違った敬語です。
「~ほう」は複数の中からひとつを選ぶときに使う言葉です。
正しい敬語は、「コーヒーをお持ちしました」です。
コーヒーと紅茶があって、相手がコーヒーを選択した場合は間違いではありません。
「コーヒーと紅茶どちらにいたしますか?」も間違った敬語です。
お客様に使うのであれば、尊敬語で話すべきです。「いたす」は謙譲語でお客様に使うのは失礼です。「する」の尊敬語は「なさる」です。
「コーヒーと紅茶どちらになさいますか?」が正解です。
誰を大切に思うのか。
その気持ちを表現するのが敬語。
面倒に感じる時もありますが、敬語はあやふやに使わず相手の人を大切に思う気持ちをのせて表現できると素敵ですね。
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